朝から晩まで。
9月30日。
ほぼ無風。曇天。
暑さは半袖でちょうどいい感じ。
日の出前に釣り場に着いた。
鶴見川河口の日の出。写真右下の所からスタートした。
風も弱く、潮も動いている。
ツ抜けも夢じゃない感じだ。
散歩に来た、山下のジィさんが、上流の方から戻ってきて、
「臨港鶴見川橋の所まで、黒鯛狙いの人は他に誰も居ないぞ」と
教えてくれた。
妙な力が、肩に入る。
ところが、潮が澄み過ぎている。
黒鯛の姿どころか、いつもは水面に群れているボラの群れすら見当たらない。
各々のポイントを丁寧に、丁寧に探っていく。
1枚目。
ヤッタ! 見えチヌ発見!
第五大正丸が舫(もや)ってある、H鋼の凹みの中に一匹、
餌を啄(ついば)んでいる黒鯛が見える。
ドキドキしながら、音を立てぬ様、水面を滑らす様に、
カニを落とす。
しかし、潮流のせいか、思った所から外れて落ちてゆく。
いかんと思ったが、天は我を見放さなかった。
黒鯛が気が付いて、落ちて行くカニを追いかけていく。
テクニックなんか関係ない。
タイミングを見て、エイヤ!と合わせた。
掛かった!
グイグイ船の底に向かって逃げる!
リールを握る親指に力が入る!
全力で逃げようとする黒鯛。
竿が満月の様にしなる!
しかし突進は、そう長く続かない。
こちらを向いたタイミングで、リールを素早く巻き取る。
水面でバシャバシャ暴れたが、何とか玉網で掬い上げた。
9時15分。 42センチ。
だが、この後が続かない。
暫く釣った後、お昼を食べ、2時間ほど休んでから釣りを
再開する。
潮は上げ潮に入って、動いているが、濁りが全くない。
恐らく、かなり潮温下がっているのではないか。
気が付いたら、夕方になっていた。
お昼を入れて、13時間、久し振りに長く釣った。
始めの”ツ抜け”は何処に行ったんだって?
答えましょう。これが、ヘチ釣りだ。と。
所で、上流から、産卵の為に河口に降りて来るモクズガニの季節になった。
一昨年は、凄く数が多かったけど、去年は少なかった。
今年はどうだろう?
河口に降りてきたモクズガニ。写ってないが、この下にもう一匹いる。
甲羅が6~7センチある。 👇
ウナギ、モクズガニ、ホンビノス貝、岩カキ、ハゼ、スズキと
鶴見川は意外な高級食材が採れる。
鍋に使う、カルガモと鯉もいるし。
ジョーダンですよ・・ ヽ(^o^)丿
お疲れ様でした。