横浜の鶴見川黒鯛ヘチ釣り日記

横浜市を流れる鶴見川流域で黒鯛を釣っています。和竿も趣味で作ってます。

今日もヘチ釣り、大黒へ。

2月14日。
朝は相変わらず寒い。


海釣り施設の駐車場から管理棟に至る道はとても気持ちいい。
今は工事をやっていて、公園内を少し歩いて管理棟へ
向かうのだが、海の眺めがとてもいいのだ。


           右の赤い灯台の奥に管理棟がある。     







                                                   本牧方面と展望塔を望む



管理棟内に着いて受付を済ませ、施設内にある安斎釣り餌店で沖アミを買う。
カニはまだ置いてないらしい。
4月位から置くとの事。
青イソメとジャリメもあった。
本店では売っている岩イソメは置いてなかった。
浮き、鈎、バケツなどの仕掛け類や、コマセも置いてある。


ここは鶴見川の橋の袂(たもと)にある、本店の安斎釣り餌屋さんの支店だが
そこの息子さんが店番をやっている。
実は、この息子さんの評判が鶴見川で釣りをしている常連達にとても悪く、
誰に聞いても、凄くぶっきらぼうで無愛想だというのだ。


だから、どんな人なのかと思い、確認の為に餌を買ったのだが、とんでもない!
穏やかな感じのごく普通の人で、色々な質問にちゃんと答えてくれた。
人の噂話など簡単に信ずるものではないな、と思った。


さて、管理棟の正面玄関を抜けるとパーッと気持ちいい風景がひろがる。


         


           赤灯と遠くに横浜港の展望台が見える。


この季節は、平日と言う事もありガラガラだ。
朝早い時間帯は、どこでも独占状態だ。
写真だとあまり寒そうに見えないが、気温は5度位だろう。


もっとも、先端の好ポイントは、外側と内側のどちらもアジ狙いの常連達で、
早い内に、釣り座は埋まってしまう。


さて、内側の手前から釣り始める。
ケーソンの隙間を中心に左右2メートル位の幅を狙って落とし込む。
完全に”ベタ底”狙いで30センチ程、そっと持ち上げては、流してゆく。


内側先端で折返して釣りながら戻る。
中央付近でアタリが出たが、餌がとられただけで掛けられなかった。


釣りながら、フト後ろを振り返ると、さっき私が釣り損ねたポイントで他の
常連の人が釣っているではないか
いい型だ。
チョッピリ羨ましい。そして、ちょっぴり悔しい。


結局、釣り始めのポイントまで戻っても、その後、アタリが無かった。
一服して周りを見るが、先程の1匹しか釣れてない様だ。


内側中央の、先程黒鯛が釣れた付近で釣り始める。
今ぐらいの時間帯は、ここはかなりの確率で釣れるポイントなのだ。


ケーソンの隙間に仕掛けが、水流とは違う不自然な感じで吸い込まれる。
アレッと思い合わせたが、空振りに終わる。
仕掛けを上げてみると、オキアミが綺麗に無くなっている


ドキドキしながら、もう一度同じポイントに落とす。
やはりケーソンの隙間で穂先がクッと僅かに反応した
底から1メートル位上の棚だろうか
ヨッシャ―ッ! とばかりに合わせた


ガツンと乗った
ケーソンの隙間から出て、底を沖へグイグイ走る。
リールが逆転し、ずるずる糸が出て行く!
黒鯛はいつまでも走らない。
必ず何処かで、一度止まる。
その止まった時に、やや強引に糸を巻き取る。


しかし、再びズンズンと走り出す。
竿が気持ちよく絞り込まれる。
ハリスが切れない様、リールに右手親指でドラグを掛けつつ糸を出す!


糸を出したり巻いたりして、何度かヤリトリをして少しずつ浮かせてくる。
水面の下をギラギラ光りながら上がってくる。
中々の型だ。
バレないでくれよと祈りつつ、玉網を水面に向かって伸ばす。
無事玉網に収まって、ホッとした。



 9時59分。  44センチ。




玉網に黒鯛を入れたまま、小走りに管理棟へと走った。
上の写真の大黒オフィシャルスケールの写真を撮って貰う為だ。


写真を撮った後、魚をリリースし、暑いので着ている物を脱ぐことにした。
気温が暖かくなったので上着とオーバーズボンを脱いだのだ。
風も無く、暑いくらいだ。
(この次の日2月15日は一層暖かくなり、春1番が吹いた。)


乗っ込みももうすぐ始まる。
今年はかなり早いかもしれない。
大黒から鶴見川へと戻る時間が早まる事になる。


一休みして再び釣りを始める。
内側の手前角から探ってゆく。


先程、釣ったポイントから一つ灯台寄りの所のケーソンの隙間を狙う。
止まっていた潮が逆に動き始めた。
潮の上げ始めを上げっぱなと言って意外と魚が釣れるのだ。


潮の動きが緩やかなので繊細なアタリもとり易い。
この時もそうだった。


ケーソンの隙間から潮が吹き出している。
仕掛けがへとフワッとした感じで沖へ流される。
オキアミ餌がちょっと根ガカった感じがして、すぐ外れた。
怪しい。


仕掛けを上げると、オキアミが半分無い
すぐ、餌を付け直して仕掛けを再投入する。
先程の根ガカッたポイントに仕掛けが入る。
神経を研ぎ澄まし、集中する。


穂先がほんの少しだが、クッといった感じで何かに引かれた様な感じがした。
スーッと聞き合せてみた。
穂先にグーッと乗った
来た!
ガツンと合わせた
ケーソンの隙間へ入ろうと手前に突っ込んで来る
腕を伸ばし竿を頭の上にあげ応戦する。
鋭い引きに思わず左の手をリールに添え、ドラグを利かせる。


何とか引きを止めて、糸を巻くが、今度は沖へと走る。
この時意外と鈎外れする事が多い。
竿の弾力と高く上げた腕を上手く使って、道糸を張りながらリールを
巻き取る。


道糸を巻いたり出したりしている内に段々黒鯛が浮いてきた。
水面近くで2~3回突っ込みを見せたが、最後は観念したように
玉網に収まった。



 11時14分。  45センチ。

                

           (ちょっと画像が悪いがお許しを)


この後、昼食をとって、午後の釣りを続けたが、すっかりアタリが無くなって
しまい、3時半頃帰宅しました。


  一句。


    大黒の  釣り場ガラガラ  おにぎり美味し


    これで釣れてりゃ   云う事なしか      
                         大魔神


   (釣り場ガラガラのところは”釣りおばさん”から頂きました)
  
                         お疲れ様でした。

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