和竿を作る-6
・下はインロー継ぎの構造です。
👆接合部分。
1.インロー芯の加工。
上の図の様に、穂先側は節の手前まで挿入し、約3cm差し込みます。
手元側は、その倍の長さと、節を抜く部分の長さ(3cm)をプラスした
長さつまり、約9cm必要となります。
従って、インロー芯全体では、全長12~13cmの長さが必要です。
👆カットします。 こちらが細い方です👆
上の写真はインロー芯です。
硬い矢竹で出来てます。
すでにテーパーが付いています。
全長12~13cmでカットします。
最初は両端に節がついてます。
細くなっている方に節を残してカットします。
太さは、穂先側の竹のインロー部の外径が10mmなら、大体8mm位になると
思います。
2.インロー芯の補強。
魚を掛けると、ここに、最も力が加わります。
従ってインロー芯にカーボンの芯を入れて補強します。
最低でも、接合部の両側にまたがって3cmずつ必要です。
インロー芯全体に補強のカーボンの芯を入れてしまっても、構いません。
カーボン芯の太さは、インロー芯の太さがが8mmなら6mm位になると思います。
太くて、入らない場合は紙やすり等で削り、太さを調整します。
又、補強の芯はカーボンでなくても、鉄,グラスファィバー、アルミ等の棒が
有れば、それを使っても構いません。
挿入する時、矢竹のインロー芯を割らない様、外側に補強の糸を巻いて
補強してから挿入し、接着します。
2種混合の接着剤で接着します。
ちなみに、カーボンの補強芯と矢竹のインロー芯はフィッシング中原
で販売してます。(なるべく真ん丸な物を選びましょう。)
インロー芯が完成しました。
芯の部分は補強済です。
黄色のテープの左側が約3cmあります。
和竿を作るー7に続く。